2006年6月11日
旅は子連れ・定山渓のかっぱさん

定山渓のカッパさんに会いに行ってきました♪






札幌市街地から南に26km、車で1時間弱の距離にある定山渓温泉。
支笏洞爺国立公園内に位置し、緑豊かな渓谷の湯どころとして年間240万人程の方が訪れています。
近年はONSENを楽しみに訪れる外国人の数も増えています。
定山渓の歴史は古く、慶応2年(1866年)修験僧・美泉定山がアイヌの人々の案内で泉源と出会った時に始まります。
幾多の困難を乗り越え温泉の礎を築いた定山の功績から、
この地が「定山渓」と命名されました。
定山没後も、恵まれた自然環境とその豊富で良質なお湯とともに街は発展し、
開湯から130年にあたる平成8年(1996年)には「健康保養地宣言」をしました。
定山が守り続けたお湯は、今日も人々の心と体を優しく癒してくれています。
(定山渓観光協会)








【カッパ伝説】
札幌市内を流れる豊平川は、明治42年銚子の口発電所のダムが出来るまでは、
この奥から胴木(柾の原木)を流送する程流れも多く、
至るところの深淵には大きな川魚類が沢山棲息していた。
その頃道路工事に従事していた青年、瀬山某がこの淵で魚取りしていた時、
足すべらせた訳でもないのに、急に引込まれるように川底に沈んでいった。
これを附近にいて目撃していた胴木流送中の人達がすぐに飛込んだが、
淵が深くて救助する事が出来なかったばかりでなく、
この青年の姿は遂に発見する事なく日が過ぎた。
そして一年、一周忌の当夜、件の青年が故郷の父の夢枕に立って、
「私は今かっぱの妻と子供と一緒に幸せに暮らしている」と語った。
部落きっての美男子だったこの青年、ここに住んでいるかっぱに魅入られたのだろう・・・
ということで、以来ここをかっぱの淵と称するようになったが、
その後は此処で遭難する者は全く無くなったという。












秋には紅葉も綺麗な定山渓です







 おしまい!